薩摩・大隅のはじっこ大集合!〜「半島隅くじら元気市」に行ってきました〜

2020年2月8日・9日と2日間にわたり、鹿児島市ドルフィンポートにて「半島隅くじら元気市」が開催されました。
「隅くじら(すんくじら)」とは、鹿児島弁で「はじっこ、すみっこ」のこと。日本の南のはじっこにある鹿児島県にある2つの半島(薩摩半島と大隅半島)の、さらにはじっこにある4市町が、観光と物産をテーマに集合しました。大盛況だった当日の様子をレポートします!

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目次 

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薩摩・大隅半島の4市町そろい踏みのマーケット

半島隅くじら元気市

今年で21回目となる「半島隅くじら元気市」。薩摩半島の南さつま市、大隅半島の肝付(きもつき)町・錦江(きんこう)町・南大隅(みなみおおすみ)町の1市3町から、おのおのの特産品がてんこもりに集まるのはもちろんのこと、個性的なゆるキャラたちも集合しちゃうマーケットです。

半島隅くじら元気市

半島隅くじら元気市

暖冬の影響で、2月上旬にもかかわらずほんのり暖かい陽気だった2日目の日曜日。現地にはたくさんのテントが軒を連ね、お買い物に来た鹿児島の人たち、そして家族連れやカップルなどで賑わっていました。

半島隅くじら元気市

ついつい焼き餅のテントの列に並んでみたり、

半島隅くじら元気市

ゆるキャラが登場する特設ステージを遠目に眺めてみたり、

半島隅くじら元気市

試食の完熟トマトをいただいたり…!(山積みのトマトがみるみるうちに売り切れていました)
そんな見どころ満載だった元気市、せっかくなので1市3町を順番にご紹介していきます!

「砂像」と「海道八景」のまち、南さつま市

南さつま市

南さつま市

今回の4市町のなかでは唯一、西側の薩摩半島からの出展となった南さつま市。砂丘で行われる「砂の祭典」やマッコウクジラの骨格標本がまるまる保存されている「くじらの眠る丘」など観光地としても見どころの多いまちで、鹿児島市から南西へ車で50分ほどの距離にあります。

今回出展された特産品のなかには、いちょうのまな板や出汁、醤油、よもぎ餅などがありました。試食で、やわらかい甘みが感じられた紅花甘酢が印象に残りました。実際に遊びに行っても、お土産物には困らなそう!

ヒラマサが人気!錦江町

錦江町

錦江町

大隅半島の南部に位置する錦江町は、大根占(おおねじめ)町と田代(たしろ)町が合併してできたまち。鹿児島市から行くには、フェリーを使うと便利です。

出展ブースでは、シナモンの葉を巻いたお団子「けせんだんご」や、独特の食感が人気のヒラマサの切り身、そして旧大根占のお茶と旧田代のお茶(今は同じ町でも、気候の違いから味が全然違うらしい)などが売られていました。

毎回の元気市ではリピーターも多く、それをきっかけに実際に土地を訪れてくれる人もいるそう。売り場の人たちの明るい笑顔を見ると、それも納得でした。

本土最南端・佐多岬のある南大隅町

南大隅町
南大隅町は、その名のとおり大隅半島で最も南にある町。鹿児島市からフェリーと車を使って2時間くらいの距離にある、自然の恵み豊かなまちです。きだか(鹿児島弁でウツボのこと)や、柑橘類のたんかん、びわ茶などの特産品もありましたが、なんといってもところせましと並んだ野菜が飛ぶように売れていたのが目を引きました。

南大隅町は鹿児島県内でも一位の高齢化率だそうですが、売り場の人たちは元気いっぱい。担当者の方は「20年以上も元気市をやっていると認知度も上がり、『今年はいつあるの?』という問い合わせもありますよ」と手応えを感じているようでした。

流鏑馬とロケットのまち、肝付町

肝付町
今回の4市町のなかで最も東に位置する肝付町は、JAXAのロケット打ち上げ施設があるまちとして有名です。また中学生が鮮やかな紫色の狩衣装束を身にまとい、射手をつとめる流鏑馬(やぶさめ)の祭や、日本最南端の前方後円墳も知られています。

肝付町のブースでは、ふくれ菓子やさつまあげ、大島紬のシャツ、魚肉ソーセージ「イカシロン」などを販売していましたが、ちょうどそのころ特設ステージにすごい人だかりが…。そこに立つのは、ひときわ存在感を放つゆるキャラ「いて丸」。流鏑馬の衣装を着て、頭には小惑星探査機「はやぶさ」をかぶって(?)いました。妖怪のいったんもめんが伝わる地域ともいうし、肝付町はなんだか個性が強くて楽しそうなまち…!

薩摩・大隅両半島に、ぜひ遊びに行ってみて

いっぱいの特産品とステージイベントのなかに、各市町の伝統や暮らしの雰囲気がしっかり見えた、半島隅くじら元気市。ひとくちに半島の隅といっても、隣り合うふたつの半島ですら違いがあり、またひとつの半島のなかにも地域ごとの特徴がありました。やはり半島はおもしろい。

元気市は来年も引き続き開催される予定ですが、次回は会場が変わるそうなので要チェック。次が待ちきれない人は、自然豊かで観光資源も豊富な両半島に、ぜひ実際に足を運んでみるのもいいかもしれません。

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