半島サミットを開催しました! ~JOIN移住・交流&地域おこしフェア2020~

東京ビッグサイトで1月26日(日)に開催された「JOIN移住・交流&地域おこしフェア」。
全国から400の自治体・地域おこし協力隊の方が集まる日本最大級の移住イベントです。
そのメインステージイベントにて、国土交通省様のご協力のもと、「半島サミット」を開催しました!
たくさんの来場者で熱気にあふれたビッグサイトから、「里山でも島でもない、半島暮らし」という新しい移住の選択肢を提案してきた、私たちの半島サミットイベントレポートです!
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    会場に「半島」がこだまする…


    里山でも島でもなく、半島!?
    都市と田舎のよいところを持っている半島は、実は自分らしい移住に最適。そんな半島の魅力、移住のカタチを半島自治体と一般の方が一緒に集い交流する半島サミット。
    しかし、日本中から集まる出展者・参加者の中で、果たして「半島暮らし」なんて意識してもらえるのだろうか…国土交通省半島振興室のご協力のもと初の大舞台となる半島暮らし学会としては不安に包まれていた私たち。

    最も来場者が少ない朝一番のステージイベントに来てくれるだろうか…と心配していましたが、ステージに登壇してみると、なんと、50名以上の方が参加!
    司会の方が「半島サミットでは」「半島暮らしを」「皆さんと半島について」と、東京ビッグサイトの会場いっぱいに半島の言葉がこだまします。すごい!うれしい!

    まず最初のイントロダクションで、来場者に半島アンケート。
    「『島暮らし』『里山暮らし』『半島暮らし』どれがあなたをひきつけますか?」という問いに手を挙げていただくと、どれぐらいの方が半島を選んでいただけたと思いますか?
    学会としては、島5:里山4:半島1ぐらいかな…と思っていましたが、なんと島5:里山2:半島3 という予想外の半島オシな結果に!あまりの嬉しさに感激してしまうゲストと司会者たち。

    半島の暮らしをゲストトーク!【半島キーノート】

    昔は、海上交通の要として、文化と経済の先進地だった半島。
    今は、豊かな自然が残る、過疎化と高齢化の課題先進地。
    だけど、その歴史・文化・暮らしに魅入られて移住してしまった3半島のゲストの方にお越しいただきました。
    3人のゲストの方には事前に、半島の暮らし/子育て/教育/しごと/お金/住環境の7テーマで、お話をいただくよう素敵な写真などをご準備いただきました。

    まずお一人目は、島原半島からお越しいただいた、島原市移住コンシェルジュの坂本直子さん。まずは「半島の暮らし」のトークから。

    4つの半島があり、県の面積のなんと7割が半島と島でできている長崎県。
    その中でも島原半島は、九州のほぼ中央、有明海に浮かぶ、雲仙火山が成す半島。だから豊かな食・自然だけでなく、温泉や湧水も地域の人の暮らしに息づいています。

    あまり聞くことのない「湧水」。雲仙山系の伏流水が市内約60か所に湧き出していて、みんな水路や洗い場でスイカを冷やしたり洗いものをしている昔ながらの暮らしの風景が見えるそう。水路がつなぐコミュニケーションの場になっているんですね。

    森 進之介さん

    続いては、能登半島より能登町定住促進協議会移住コーディネーターの森 進之介さんにお越しいただきました。

    能登半島

    魚釣りの魅力に取りつかれてしまった森さん。農村も漁村も近い半島は、季節に追われると言うよりも食材に追われる一年!とのこと。集落コミュニティが豊かに残っているので、子供への文化体験を行っている集落が多いのも特徴。子供の味覚や人格形成時に、その「旬」の食や遊び、文化を楽しんでいるので、ある意味都会型の生活よりもプライベートが充実しすぎているそうです。うらやましい子どもたち!

    有木 円美さん

    そして最後のゲストは、「大いなる隅っこ」大隅半島の南大隅町より地域おこし協力隊有木 円美さん。本土最南端の半島からお越しいただきました。

    大隅半島

    大学でグリーンツーリズムを専攻し、南大隅町での農家民泊がきっかけで移住した有木さん。半島ならではの暮らしの魅力は、半島の先っちょだからこそ残っている離島のような濃厚な地域コミュニティ。祭事や地域活動を通して、上の世代から下の世代へと、地域みんなで教え合い育て合う文化が素晴らしいとのこと。

    半島同士の共通点に目を向けてみると…

    そんな、大隅半島の世代を超えて教え合う文化について、「能登半島も同じ風習があります」と森さん。
    能登半島の伝統祭礼「キリコ祭り」は、首が座る前から長老の方まで祭り準備を通して地域文化が代々継承されています。多くの地域がこうした風習を失っていく中、大事に継承され続けていくのは半島らしい一面かもしれません。

    大隅半島有木さんの「半島の先っちょは、課題も最先端。アイディア、応援、人材求む!!」というお話に対して、島原半島の坂本さんも。
    「農業が盛んな島原半島では後継者問題が深刻。そこで、移住後に婚活事業を始めました。事業を始めるまで、田舎であることは不利だと思っていました。だけど、いざ始めてみると、地域課題をビジネスに繋げることで行政やメディアに取り上げられ、私の使命だと思って活動できています。ライバルが少ないことも半島ならではなのでは。」という言葉にうなずく皆さん。同じ気持ちを抱いていらっしゃるようでした。

    半島自治体と参加者をつなぐ【半島ネットワーキング】

    後半は、サミットらしく、ネットワーキングイベント。
    来場者と半島自治体が、30秒ずつの短いスパンでコミュニケーションを取り合います。

    半島パンフレットを自治体の方がお渡しながら、次々と違う方と「どこの半島暮らしを考えてらっしゃいますか?」「温泉があって大きな道路が通っていない海と山に囲まれた小さな街がいいのですが・・・」「それだと、うちの半島の〇〇というところがいいですよ!」と半島談義に花を咲かせていました。
    半島自治体同士の方も連絡先を交換しあっていらっしゃって、つながりができることを期待!

    あっという間の50分。また半島でお会いしましょう!

    あっという間の50分。最後のクロージングです。
    「半島」という新しい移住の選択肢をサミットで表現してきました。

    来場者からは、「半島という新しい選択肢を、リアルな形で聞けてよかった。ゲストの方の写真が素晴らしかった。最初は島暮らしや里山暮らしと何が違うの?と思って聞いていたが、どちらも10分以内で楽しめる欲張りな暮らしの選択肢なんだ!と思った」と、うれしい声。

    ゲストの方からも、「正直、この登壇まで半島に住んでいるというイメージがなかった。しかし、半島の先っちょに行けば行くほど、祭りや地域共通行事を通して世代間教育をしていく昔ながらのカルチャーが残っていたりと、3半島の共通点を通して、自分が惹かれているライフスタイルが半島にあるんだなと感じた。」と、ゲストの方にとっても半島暮らしを振り返るいい機会になったと思います。

    実際に、参加者の方に、今日知り合った半島自治体のブースを訪れてほしい。そう考えて、サミット後、半島スタンプラリーも実施しました。半島自治体の方に特産品などをいただき、半島福袋としてお渡しするこの企画。
    半島自治体の方からは、「サミットの後に来場者が回遊してくれてうれしかった」という反応をいただけたのが一番うれしい、半島暮らし学会メンバーでした。

    最後に、3半島ゲストの方と、半島ポーズ。
    貴重な機会を一緒につくっていただいた半島暮らしを一緒に広めていただいたゲストの皆さま、ご協力いただいた国土交通省半島振興室の皆さま、本当にありがとうございました!

    これからも、「里山でも島でもない、半島暮らし」をお届けしてまいります!

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